こんにちは姿勢治療院tetote 院長の山嵜智明です。
この度はコラムをご覧いただきありがとうございます。
2024年夏は本当に暑かったですね。福岡では40日間連続猛暑日で日本歴代最長記録となったそうです。
私たちの体はこの暑さの中でも体温を一定に保つ機能を働かせ汗をかいたり、熱を産生して冷えすぎず熱くなりすぎないよう体温を維持しています。
しかし急激な温度変化はこの機能を狂わせ直ぐには対応できず寒暖差疲労という症状を引き起こします。
寒暖差疲労とは
寒暖差疲労は、季節の変わり目や日中と夜間の気温差が激しい時期(7℃以上)に、体が気温の変化に対応できず、疲労感や体調不良を感じる状態を指します。
寒暖差疲労は、さまざまな症状を引き起こします
・だるさや疲労感
・頭痛やめまい
・肩こり、首こり
・寝つきが悪い、起きても寝た気がしない
・動くのがめんどくさい
・手足の冷え、むくみ
・不安感やイライラ、マイナス思考
寒暖差疲労の原因は2つ
主な原因は
1、自律神経の乱れ
2、猫背
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、体温調節や心拍数、食べ物の消化吸収などの機能を無意識に調節します。気温の変化が激しいと、自律神経が過剰に働くため、バランスが崩れやすくなります。
自律神経を乱す要因
・急激な気温の変化
・睡眠不足
・運動不足
・過度の飲酒
・喫煙
・ストレス
猫背は主に生活習慣による筋肉と骨格、神経の働きのアンバランスから生じます。背中が丸くなり頭が前に出ているとストレートネックになり首の付け根あたりの筋肉が過剰に緊張します。首の付け根には自律神経の塊があり、ストレートネック、筋肉の過剰緊張が神経の通りを悪くさせてしまうのです。
猫背を引き起こす要因
・長時間の不良姿勢(デスクワーク・スマホ・携帯ゲーム)
・内臓の不調
・ケガ
・落ち込みやすい
・先天性奇形
予防するための対処法
寒暖差疲労を予防するためには以下の対処法が効果的です
1. 適切な服装:
気温の変化に対応できるよう、肌着に気をつけましょう。汗の吸収や保温性のある綿の肌着をお勧めします。首の付け根が冷えないよう襟付きの服の着用やストールを利用するのも便利です。
2. 食事はバランスよく偏らないように:
様々な食材を摂り、偏らないようにしましょう。季節の食べ物は栄養価が高く体の免疫力を高め自律神経の働きを助けます。特別なアレルギーなどなければ極端な糖質制限などはお勧めしません。
3. 適度な睡眠:
必要な睡眠時間は個人差があります、寝起きがスッキリ起きれる状態が適正です。目安は7〜8時間。なるべく光は遮断し寝る前のスマホやPCの使用は避けましょう。寝る時の服装は寝返りがしやすく少しゆとりのあるものがお勧めです。枕があわないかたはこちらを参考にしてください→#23 朝起きた時に首が痛い人の枕選び
4. ストレスの解消:
ストレスを軽減するために、リラックス法を取り入れましょう。深呼吸や瞑想、趣味に時間を費やすことで心を落ち着かせることができます。
5. 入浴:
入浴は血行を促進し、体を温めることで自律神経の働きを整える効果があります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、リラックス効果も得られます。
6.適度な運動:
全身運動を中心に筋肉、関節をよく動かしバランスをよくしておきましょう。運動習慣がない方は自宅で簡単にできる腕立て伏せ、腹筋運動、スクワットなど簡単にできるのもから始めてみてください。回数は少なくていいので週4回程度、気軽にやってみましょう。
7.猫背の改善:
普段の自分の姿勢の状態を鏡や写真、動画を使って把握しましょう。自然に立っている時や座っている時、状態を認識することがまず大事です。猫背など姿勢が不自然であれば、軽く顎を引いたり、胸を開くなど体を起こす時間を作るようにしてください。大胸筋や広背筋、首の前や横の筋肉を伸ばすストレッチも有効です。
姿勢についてはこちらを参考にしてください→#3 姿勢と健康について
ストレッチはこちらを参考にしてください→#22 パソコンで下向き姿勢が続く方におすすめするエクササイズ2つ
現在症状でお悩みの方は・・・
*現在寒暖差疲労の症状がある方は・・・
専門の病院や私たちのような治療院に相談してください。安易にサプリメントや市販の薬に頼らず原因となっている自律神経の働きと猫背を改善し根本的な部分から体を治していくことをお勧めします。そして寒暖差に左右されない健康な体を手に入れてください。
ご覧になった皆さんの健康を願っています。
姿勢治療院tetote 院長:山嵜智明
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